
12月23日。
クリスマスのイブイブに、
41才にして乳がんで亡くなった幼なじみの法事が行われる。
中学生のころから仲良くし、
結婚・出産後も何度か会っていた友人3人に連絡し、
法事にあわせてお花を贈ることにした。
彼女の雰囲気にあわせて、
花の種類や色を指定して注文した。
クリスマス時期だから、クリスマスっぽくしてもいいかな、
という意見もあがった。
クリスマスで街が賑わう時期に法事って……
と思ったけど、
華やかだった彼女にはふさわしいかもしれない。
それにしても、
彼女がいなくなったことが、まだ信じられない。
最近よく耳にする曲に
「どんな言葉並べても 真実には足りないから
今日は贈ろう …… 花束を君に」
とあるけれど、
この歌詞が胸にしみる。
空から見てくれるだろうか。
彼女のために、
わたしたちが選んだ花束を。
なおみ・東京